紫式部が地獄へ


 

紫式部が地獄へ

 


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デンマンさん。。。 いかがわしいタイトルをつけるにもほどがありますわァ! どういうわけで紫式部が地獄へ落ちたのでござ~ますか?


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あのねぇ~、かつて卑弥子さんと紫式部は藤原道長に利用されたということを語り合ったのですよ。。。 覚えてますかァ~?

確かにそのようなことがございましたわァ。。。で、今日はその事を蒸し返すのでござ~ますか?

蒸し返すと言うよりも、紫式部が地獄へ落ちた事と関係あるので思い出して欲しいのですよ。

でも、紫式部が地獄へ落ちたなんてぇ誰も信じませんわァ~。

だから、ネット市民の皆様に信用してもらうためにも、卑弥子さんに思い出して欲しいのですよ。

分かりましたわ。。。 じゃあ、いつものように蒸し返してくださいましなァ~。

じゃあ、書き出すので、卑弥子さんもしばらくぶりに読んでみてください。




だいたい、あたくしはデンマンさんがおっしゃる源氏物語が“摂関文学”だ!という決め込みには大反対なのですわ。



あのねぇ~、NHKの番組でも源氏物語は当時の摂関政治と密接に関係していると言っているのですよ。 次の表を見てください。


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紫式部が活躍する寸前の宮中では一条天皇が健在だった。 当時の実力者である藤原道隆は娘の定子を女御として入内させた。 この定子は、後に中宮となるのですよ。 父の兼家が死ぬと、藤原道隆は後を継いで関白となる。 朝政を主導するのだけれど、僅か5年ほどで病に倒れ、嫡男の伊周を後任の関白にと願うけれど、伊周は内大臣のまま亡くなってしまう。 つまり、定子は宮中での後ろ盾を失ってしまうのですよ。 



後ろ盾を失うと どうなるのでござ~ますか?

定子は宮中でイジメにあったのですよ。

まさかァ~?

まさかじゃないですよ。 それが当時のイジメの構造だったのです。 そこに付け込んで裏で動いていたのが藤原道長だった。 卑弥子さんも知ってのとおり 定子はイジメにあって、とうとう尼さんになって出家してしまう。

それで藤原道長は どうしたのでござ~ますか?


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藤原道長は娘の彰子を一条天皇の中宮にした。 ところが一条天皇は定子の事が忘れられない。 それで、また定子を宮中に入れて中宮とした。 要するに、一条天皇にとって彰子は少女っぽくって面白くない。 それで定子のことばかり愛している。 彰子の父親である道長には、この事が面白くない。 宮中で権力を握るためには、なんとかして一条天皇が彰子を好きになってくれないと困る。 つまり、彰子が一条天皇の子供を生んでくれないと外祖父として権力を握る事ができない。 それで雇ったのが紫式部だったのですよ。



でも、それは違うと思いますわ。

どうして。。。?

ちょっと源氏物語の宮中の表を見てくださいまし。


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源氏物語の中では、このようになっているのですわ。 桐壺更衣が定子で藤壺更衣が彰子だと デンマンさんは言うのでしょう?



その通りですよ。

だとしたら、源氏物語の主人公・光源氏が藤原道長の 言わば敵である定子、つまり、物語の中の桐壺更衣と帝(みかど)の皇子にするのは、可笑しいのではござ~ませんか? 

あのねぇ~、主人公の光源氏を藤壺更衣、つまり、現実の宮中の彰子と帝の子供にするのか? あるいは適陣の定子と帝の子供にするのか? それは、たいした問題じゃない! 要点は、源氏物語を読んで面白い物語にすることが重要なのですよ。

どういうことでござ~ますか?

つまり、“源氏物語”は言わば日本版“千夜一夜物語”なのですよ。


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紫式部に面白い物語を書いてもらって、その物語を彰子が一条天皇に読んで聞かせる。 すると、その物語の面白さに惹かれて一条天皇が毎晩のように彰子のベッドルームにやって来る。 そうすれば一緒にベッドに入る機会も多くなるのですよ。 実際、そうやって、やがて敦成(あつひら)親王が生まれたのですよ。 つまり、藤原道長は紫式部に源氏物語を書かせて本来の目的、つまり、彰子に天皇との間に皇子を生ませるという目的を達成したのですよ。



その確証でもあるのでござ~ますか?

確証はないけれど、状況証拠ならばありますよ。

その状況証拠とは。。。?

現在に読み継がれている、これほど有名な源氏物語の作者の実名さえ、その没年さえ後世に伝わってない。 現在のわれわれは作者が“紫式部”だとしか知らない。 紫式部は謎めいているのですよ。 卑弥子さんも不思議だとは思いませんか?

そうですわね。 言われてみれば。。。 でも、その当時の女性は、ほとんどすべての女性が無視されていたのが普通でしたわ。

でもねぇ~、源氏物語は世界的にも有名な物語ですよ。 紫式部の実名も、没年も、謎に包まれているのは、彼女が宮中の舞台裏、つまり、藤原道長の陰謀を知りすぎていたからですよ。 だから、源氏物語が完成し、道長の陰謀が成就され、彼の目的を達成させると、紫式部は“知りすぎた者”として抹殺されないまでも、不遇な余生を送らされたのですよ。

つまり、紫式部は藤原道長の陰謀の一端を担っていたとデンマンさんはおっしゃるのでござ~ますか?

その通りですよ!

だから、わたしは何が何でも文学を歴史に結びつけるデンマンさんの解釈が嫌なのですわ。




『卑弥子の源氏物語』より
(2013年10月27日)




しかし。。。、しかし。。。、上の文章を読んでも どこにも紫式部が地獄に落ちたとは書いてないじゃござ~ませんかア!



だから、その事を今日 卑弥子さんと語り合おうと思うのですよゥ。

そういうことならば、あたくしは、今日はとても忙しいので帰らせてもらいますわァ~。。。 じゃあ、ごきげんよう、さようなら。。。

卑弥子さん!。。。 卑弥子さん!。。。 帰ってもらっては困りますよゥ!。。。 待ってくださいよゥ!

デンマンさん!。。。 何をするのでござ~ますか!? あらららああああァ~。。。 あたくしの十二単の袂を持って どうして脱がせてしまうのでござ~ますか! きゃああああァ~。。。


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卑弥子さん!。。。 卑弥子さん!。。。 僕は何もしてませんよ! どうして馬鹿な真似をしてぇ、自分で十二単を脱いで下着姿になってしまうのですかァ~!。。。



だってぇ~、デンマンさんがァ~。。。

だってぇも、とってぇも、あさってぇも ありませんよゥ! 僕は何もしてませんてばあああァ~。。。!  第一、僕と卑弥子さんの間には。。。 京都とバンクーバーの間には広大な太平洋が横たわっているのですよ!。。。 卑弥子さんはウェブカムの向こうで自分で十二単を脱いで下着姿になったのですよ! んもおおおォ~。。。

でも。。。、でも。。。、デンマンさんがァ~。。。

ははあああァ~。。。 判りましたよ!。。。 そうやって下着姿になって、今日の話題を何とかして変えようとしているのですねぇ~!?

だってぇ~、デンマンさんがァ~。。。

だってぇも、とってぇも、あさってぇも ありませんよゥ! 卑弥子さん! 馬鹿な真似は止めてくださいよォ!。。。 なんで、今度はおばさんパンツ姿になるのですかァ~!?


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だってぇ~、デンマンさんがァ~。。。 どうしても紫式部を地獄へ落とそうとするのですものォ~。。。



あのねぇ~、僕が紫式部を地獄へ落とそうとしているわけじゃないのですよォ!

じゃあ、どなたが紫式部を地獄へ落とそうとしているのでござ~ますかァ?

紫式部が活躍してまもなくした頃、京の都では『源氏物語』を悪書として見なそうとする動きがあったのですよ。。。 つまり、今日で言えば、児童ポルノ撲滅運動のような社会活動があったのですよ。

そのようなお話は聞いたことがござ~ませんわァ。

だから、今日、こうして卑弥子さんと その事について語り合う意義があるのですよ。。。 それなのに、卑弥子さんはネット市民の皆様を前にして、下着姿になって話題を変えようと必死になっているのですよ! 馬鹿バカしと自分で思わないのですかァ~?

分かりましたわ。。。 デンマンさんが そのように言うのでしたら、また十二単を身にまとおうと思いますわァ。


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うふふふふふふ。。。



あのねぇ~、そうやって笑っている場合じゃないのですよ。。。 僕の記事はそれでなくても長いという苦情が出ているのですからねぇ~。。。 卑弥子さんが馬鹿な真似をして下着姿になったりすると僕の記事がさらに長くなってしまうのですよゥ。。。



だから、十二単をまた身にまといましたわァ。。。 だから、どうぞ、余計な事を言わずに細木数子のようにズバリ!ズバリ!とお話を進めてくださいなァ。

実は夕べ、バンクーバー図書館で借りた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。


紫式部堕獄説


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『源氏物語』は、物語の世界観自体が仏教の因果応報に根ざし宿世観の影響を受けており、古来、その構想には法華経や天台教学などが関わると言われてきた。

『源氏物語』は後々まで尊ばれ続けたが、真理を解く仏教に対して文学や芸能は道理にはずれて偽りに満ちているとする狂言綺語観の浸透により、作者紫式部が狂言綺語に満ちた『源氏物語』を著した罪で地獄に落ちたとする紫式部堕獄説が生まれた。

そして、その作者の苦と読者の罪を消滅させるために、法華経を写経して供養する法会・源氏供養が行われるようになった。

澄憲(ちょうけん)の『源氏一品経表白(いっぽんきょうひょうびゃく)』が源氏供養の最古例として知られ、後代に大きな影響を与えた。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


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530-531ページ 『仏教の事典』
編集者: 末木文美士 下田正弘 堀内伸二
2014年6月25日 初版第2刷発行
発行所: 株式会社 朝倉書店




あらっ。。。 マジで作者紫式部が狂言綺語に満ちた『源氏物語』を著した罪で地獄に落ちたとする紫式部堕獄説が生まれたのでござ~ますか!?



澄憲という天台宗のお坊さんが作者紫式部の苦と読者の罪を消滅させるために『源氏一品経表白(いっぽんきょうひょうびゃく)』という源氏供養の時に読まれるお経の本を書いたのですよ。

この澄憲というお坊さんは どのような人物なのでござ~ますか?

次のような坊さんなのですよ。


澄憲


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大治元年(1126年) - 建仁3年8月6日(1203年9月12日)

澄憲は、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけての天台宗の僧。

父は藤原通憲(信西)。
蓮行房・安居院法印とも号する。
娘に勅撰歌人の八条院高倉がいる。

珍兼に師事して天台教学を学び、初め比叡山北谷竹林院に、その後は竹林院の里房である安居院に住した。
1159年(平治元年)におきた平治の乱では下野国に配流となったが、まもなく帰京している。

1174年(承安4年)には最勝講で祈雨法を修して権大僧都に任じられ、1177年(治承元年)には明雲から一心三観の血脈を相承した。
多くの法会で導師をつとめ、説法唱導の名手といわれ、安居院流唱導の祖といわれている。

二条天皇の中宮であった姝子内親王と密通したとされ、弟子の海恵は、澄憲と姝子内親王の間の子であるといわれている。


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澄憲は唱導の名人として知られ、その美声は人びとを惹きつけ、多くの聴衆の感涙をさそったといわれている。

子の聖覚も唱導の名手であった。




出典: 「澄憲」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




あらっ。。。 このお坊さんは二条天皇の中宮であった姝子内親王と密通して子供まで作った破戒僧ではござ~ませんかァ! 『源氏物語』が狂言綺語に満ちた悪書だと言う資格はござ~ませんわァ。



あのねぇ~、澄憲は『源氏物語』が悪書だと聞いていたので つい興味本位から読みふけってしまった。

それで『源氏物語』にハマッってしまったのでござ~ますか?

そうですよ。。。

それで。。。、それで。。。、『源氏物語』をお手本にして二条天皇の中宮であった姝子内親王と密通して子供まで作ったのでござ~ますか?

そういうことでしょうねぇ~。。。

それでは、ますます このお坊さんは『源氏物語』が狂言綺語に満ちた悪書だと言う資格はござ~ませんわァ!

だから、澄憲は反省したわけですよ。

それで。。。、それで。。。、その反動から『源氏物語』が悪書だと確信して『源氏一品経表白(いっぽんきょうひょうびゃく)』を書いたのでござ~ますか?

そういうことでしょうねぇ~。。。 とにかく、この澄憲というお坊さんはお説教の名人になってその美声は人びとを惹きつけ、多くの聴衆の感涙をさそったのですよ。。。

つまり、その影響で『源氏物語』は悪書だとされたので、紫式部の実名も、いつどのように亡くなったかも後世に伝わらなかったのでござ~ますかァ~?

そういうことでしょうねぇ~。。。



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ですってぇ~。。。
あなたは信じることができますかァ~?

でも、よくよく考えてみると、あれほど世界的に有名な『源氏物語』を書きながら
その作者である紫式部の実名も、誕生日どころか、死亡した日時も
後世には伝わらなかったのでござ~ますわァ。

藤原道長に利用されて、いいようにこき使われて、
その挙句、ぼろ雑巾のように捨てられてしまったのでござ~ますゥ。。。

悲しい物語でござ~ますうゥ。。。

ところで、『源氏物語』にはいろいろと不思議がござ~ますけれど、
古代には いろいろな面白いお話がござ~ますわァ。

あなたのために平安史、古代史の記事を用意しましたわァ。
ぜひ お読みくださいまし。
では。。。

天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。
 

天智天皇は暗殺された 

定慧出生の秘密 

藤原鎌足と長男・定慧 

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?


とにかく、次回も興味深い記事が続きます。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、またねぇ~。。。


(hand.gif)


ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
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(sayuri5.gif)

ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。

卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。



(annasalleh.jpg)

『オルフェと聖徳太子』

『寅さんの本棚』

『平成の紫式部』

『心にしみるウンチ』

『念願のトップページへ』

『愛とロマンの昔話』

『愛とロマンのアクセス解析』

『兄妹の恋のつづき』

『源氏物語エロいの?』

『酒が行って着物目変境』

『日本は外人に乗っ取られたの?』

『ん?ヒトラーはベジタリアン?』

『ふるさとの選挙と黒い霧』


(hama10.jpg)

『ハマグリにハマる』

『ハマグリの誘惑』

『ハマグリの足跡を追って』

『芭蕉と遊女』

『光源氏もビックリ』

『エロエロ源氏物語』

『悲痛の紫式部』

『卑弥子のえっち』

『白妙の和歌を探して』

『キーワード診断』

『紅のボート難民』

『ん?ネトウヨ』


(miya08.jpg)

『下衆のかんぐり』

『桓武天皇のママがネットで』

『ござが天皇とGOOGLE』

『エロ 建礼門院』

『一敗が三人に!』

『行田の黒い霧をはらう』

『ペルシャ人が飛鳥に』

『小柴垣草子』

『後白河上皇ダントツ』

『ブスと美人』

『エロい話が好き?』

『死んでも生きてる』

『失意の太田将宏』

『源氏物語とおばさんパンツ』

『霊仙はなぜ毒殺されたの?』



軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人 Sayuri
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(byebye.gif)
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