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あたしをもう一度抱きしめて。。。



あたしをもう一度抱きしめて。。。
 








至福の悦び



2006/06/10

あなたとわたしが結ばれるには
このベッドは小さすぎる

甘い蓮華の花が咲く
広くて果てしないお花畑が
あなたとわたしが愛し合うベッド

ぬけるように青い空が
あなたとわたしが愛し合うベッドの天蓋
天までとどく白い大きな4つのポストが
青空を支えるようにそびえている

蓮華の花びらが敷き詰められた
肌ざわりのいいシーツと
柔らかなダウンがいっぱい詰まっている
大きなまくら

朝から晩まで
あたなとわたしはベッドの中にいて
いっぱいキスして過ごす

ふたりはずっとわらっている
わたしはしあわせすぎて
時々泣いたりする

あなたはわたしの涙を
優しい唇で拭ってくれる
あなた...
いとしい人...

今のわたしの涙は嬉し涙
しあわせなメロディーが
この胸の中にとまらなくて
あなたの胸へと伝わってゆく

そしてわたしは
あなたのくちびるが
わたしのくちびるに
かさなる瞬間まで
じっと見つめている

まぶたをとじて
じっくりと味わう

わたしの愛を
あなたのくちびるに差しだす
あなたは舌でからめとる

わたしの愛が
甘く透きとおって
あなたの舌のうえで
ゆっくりととけてゆく

あなたの愛は
キラキラ光って
あなたのくちびると
同じ味がする

わたしは全ての感覚で
あなたを愛しているから
わたしの全てが
あなたを恋しく思う
あなた...
いとしい人...



もうすぐわたしは生まれかわる
この手で殻を破り
あなたの女になって...

あなたの愛がこの身体に
一直線の光となって
さし込んで来るまで
わたしはもがき続ける

あなただけの女に生まれるために
わたしは苦悩する
そして強くなる
次の殻を破るための
力を手に入れる
何度も何度も
わたしは生まれかわる
あなたのために
あなた...
いとしい人...

あなたの全てがいとおしい
あなたのまぶたをくちびるで愛撫する
くちびるから全身にしびれるような
熱い波がひろがってゆく
狂おしいまでに
わたしはあなたの腕に抱きしめられて身悶える

あなたがわたしをつつむやすらぎの光
おだやかな時がいつまでも流れてゆく
あなたにやっと出会い
そして愛し合う

こんなに強く抱きしめた腕
ふたりは確かに結ばれて
身も心もとけあう
あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・

あなただけが与えてくれる
この至福
あなただけが教えてくれる
この悦び
あなただけが癒してくれる
この寂しさ
あなただけが満たしてくれる
この虚しさ
あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・

初めての出会いから
分かっていた
夕べのしじまの中で
あなたと交わした愛が
とこしえに続くことを

愛している
今朝はすべてが澄み切って
誰にもじゃまはできない

あなたとわたしは確かに結ばれて
身も心もとけあう
あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・

by レンゲ




『至福の悦び』より


デンマンさんは、またあたしの詩を持ち出してきて、あたしをもてあそぶのですかぁ~?

僕は決してレンゲさんをもてあそんではいませんよ。こうして太平洋を挟んでウェブカムを通して対話を持っているんですよ。レンゲさんは埼玉県の熊谷に居る。僕はカナダのバンクーバーに居る。僕がレンゲさんをもてあそぶなんて。。。そんなことができるはずがないんですよ。

そのようなことを言っているのではありません。デンマンさんが、あたしを精神的にもてあそんでいると言っているのですわぁ~。

それはレンゲさんの一方的な思い込みですよ。誤解ですよ。僕は何度も言っているように、レンゲさんが幸せになってくれることを望んでいるんですよ。

だったら、どうしてあの時あたしを引き止めてくださらなかったのですか?

あの時って。。。いつのことですか?

だから、あたしが上の詩を書いた時ですわぁ。

バンクーバーにやって来た時のことですか?

そうですわ。

だから引き止めたでしょう。。。

引き止めませんでしたわぁ~。早く帰って欲しいと言ったんですねんやわあああ~~

そんなことはありませんよ。僕はちゃんとレンゲさんの望みをかなえて1日帰りを引き延ばしたんですよ。違いますか?

イヤイヤそうしただけですわ。あたしはデンマンさんが引き止めてくださると思っていたのですわ。

だから、1日帰りを延ばしたでしょう。。。

そうではありません。しばらく一緒に過ごせると思っていたのです。

2泊3日の旅だったんですよ。だからそのつもりで僕はレンゲさんをもてなしたんですよ。それをレンゲさんは一方的に滞在を長引かせようとする。あのやり方は独占欲の強い持統天皇と全く変わりがありませんよ。

デンマンさん!いい加減にしてくださいな。何千年も前の女帝など持ち出さないでくださいな。んも~~

何千年前ではありませんよ。持統天皇は西暦702年に亡くなっていますからね。今から1304年前に亡くなったんですよ。何千年という大昔ではないんですよ。

デンマンさん、あたしは卑弥子さんではないんですよ。歴史のことは卑弥子さんと話してくださいな。あたしは余り歴史には興味がないですねん。

とにかくね、持統天皇も境界性人格障害を患っていましたからね。レンゲさんに似ているところがあるんですよ。

デンマンさんは、まるで1300年前の人に会ったようなことをおっしゃるのですねぇ~?

いけませんか?

だから、あたしは歴史には興味がないですねん。

そういうことはないでしょう?これほどの詩を書くレンゲさんが歴史に興味がない。。。レンゲさんだって万葉集の額田女王(ぬかがのおおきみ)のことを知っているはずですよ。詩と和歌。。。共通するものがありますからね。

もちろん知っていますわ。でも、それは何もあたしが歴史に興味があるからということではありしませんねん。

でも、ちゃんと知っているではありませんか?

その程度の歴史はちょっと文学をかじった人ならば誰でも知っていますわ。

だから、レンゲさんだって歴史を知っているんですよ。。。つうことわああああ。。。持統天皇のことだって知っていますよね?

もちろん、名前ぐらいは知っていますわぁ~。

だから、レンゲさんだって歴史に関心があるわけですよ。

いいえ、あたしはデンマンさんのように歴史馬鹿ではありしませんねん。

馬鹿だけ余計ですよ。

デンマンさんが自分で、そう書いてますやんかああああ~

確かにそうだけれど。。。それにしても、わざわざ馬鹿をつけることはありませんよ。

。。。で、デンマンさんは、持統天皇のことをこれからお話になるのですかぁ~? それなら、あたし、ウェブカムのスイッチを切ってテレビを見ますけれど。。。

ちょっと、ちょっと。。。レンゲさん。。。スイッチを切らないでくださいよ。。。持統天皇のことを話すわけではありませんよ。もちろん、レンゲさんのことを話すんですよ。だから、上のタイトルにレンゲさんが言ったことを書いたんですよ。

上のタイトルって。。。? あたしが言ったことって。。。?

だから、“あたしをもう一度抱きしめて。。。” うへへへへ。。。

あたしがそんなことを言いましたぁ~?

。。。もう、。。。もう、レンゲさんは忘れてしまったんですかぁ~?

だってぇ。。。あたし。。。そういうことを言った覚えはありしませんわぁ~。。。

都合が悪くなると、レンゲさんはコロッと忘れてしまうんですよね。。。ったくゥ~~。。。本当に覚えてないのですか?

あたし、言ってませんてばあああ~~

しかし、レンゲさんは僕の懐に飛び込んできましたよ。。。あれも忘れてしまったのですかぁ~?

もちろん、覚えていますわ。

でしょう?。。。だから僕はレンゲさんを抱きしめたんですよ。。。あれを一体どう説明するのですか?

だから、デンマンさんが以前にジューンさんの事を書いていましたやんかあああ。。。


お食事の後で、デンマンさんは私をお部屋までエスコートしてくれました。そしてドアの前でお休みのキッス。

いつもより長めでした。フレンチキッスになりそうだったので私は、デンマンさんの胸板を突き飛ばして、はっきりと言いましたよ。

「デンマンさん、あしたは、お仕事があるんですよね?」

「仕事1日延期しようか?」ですってェ~。まったく、も~!

「わたし、あしたのお仕事の準備がありますから。。。」

「僕が手伝ってあげようか?」助平な(失礼!)笑いを浮かべて、そうおっしゃるんですよ。

デンマンさんとお話していると、どこまでが冗談でどこまでが本心なのか、よく分からなくなることがあるんですよ。でも心の優しい良い方ですからね、私もめったにデンマンさんの心を傷つけるようなことは言いたくないんです。それでとっさに言いました。

「デンマンさん、日本では奥様と久しぶりにお会いになってよかったですね。私はとてもあてられてしまいました。デンマンさんって、奥様をとっても愛していらっしゃるんですのね。。。」

そしたら、デンマンさん、妙な薄笑いを浮かべて、鼻の頭を人差し指でこすったりしておっしゃるんですよ。「ウン、僕は愛妻家だからね。へへへへ。。。」

「だったら、奥様以外の女性にフレンチキッスするのって、ちょっとまずいんじゃないのでしょうか?」

「ジューンさんにそう言われると、もう僕は塩を振りかけられたナメクジになっちゃうんだよなァ~」ですってェ。

そう言うと、ニヤニヤしながらご自分のお部屋へ戻って行きました。

『不倫した私を差別しているのですか?』より


デンマンさんは、このようにジューンさんとは馴れ馴れしくするのですわ。でも、あたしには厳しいんですねん。

そのことは僕はレンゲさんに詳しく説明したはずですよ。

でも、今だにあたしには厳しいんですやんかあああ~~。

レンゲさんは僕が差別しているのではないかと思い込んでしまった。そうでしたよね。覚えているでしょう?

えぇ、忘れる事が出来しませんわ。


デンマンさんはあたしを差別しています。人種差別です。

ちょっと、ちょっと、。。。あなたねえええ。。。何を言い出すかと思ったら、人種差別?

そうですよ。デンマンさんは人種差別しています。

何を言ってるんですか?あなたも僕も同じ日本人じゃないですか、その僕がどうしてあなたを差別するのですか?

だって、デンマンさんは、これまでに一度としてあたしにキスしたことがありませんよ。手さえ握ったこともありません。

それわあああ。。。。

なぜですか?

あなたが日本人だからですよ。

だから言ったじゃありませんか?デンマンさんは人種差別していると。。。

それわねええ。。。あなたはどうして僕を唖然とさせるようなことを言うんですか?ジューンさんはカナダ人ですよ。

だから、人種差別だと言っているんです。ジューンさんは白人です。金髪で、とってもきれいな方で、しかもデンマンさん好みの豊胸の持ち主です。あたしは、日本人で、胸もそう大きくないし、鼻も低めですし、見た目もどちらかと言えば平凡で、ジューンさんと比べたら見劣りがします。だからあたしを差別しているんです。ジューンさんにはフレンチキスまでするくせに、あたしに対しては手も握ろうとしない。

それわねええ。。。。

どうしてですか?

人種の違いと言うより習慣の違いですよ。あなたは、ずっとこれまで日本で生活してきた。日本の生活習慣にどっぷりとつかっている。そういう人に対して、僕がキスをすれば、あなたは特別な意味に受け取ってしまう。それこそ不倫が始まってしまいますよ。だから、そんなことはできません。

ジューンさんにはフレンチキスをしてもよいと言うのですか?

そうですよ。ジューンさんは不倫しようとは思っていませんからね。上の記事を見たって、そのようには見えないでしょう?だから、僕はジューンさんに対してはキスをすることができるんですよ。

あたしには、お休みのキスもできないと言うわけですか?

もちろんですよ。そんなことができるはずがないじゃないですか?

どうしてですか?

どうしてですかって、僕はジューンさんとは一緒に暮らしていないんですよ。でもあなたとは、同じマンションでこうして生活しているわけですよ。あなたは現在日本に留学している僕の娘の部屋を使っているんですよ。隣の部屋同士なんですよ。そういうあなたにお休みのキスをしたら、不倫が始まってしまいますよ。

でも、ジューンさんとはフレンチキスを。。。

だから言ったでしょう、あの人は不倫するような人ではないんですよ。

あたしは不倫した前科があるので、お休みのキスもできないと言うのですか?

そうですよ。

つまり、不倫差別ですわね。

そういう新しい日本語を作ると、このネットを通してはやりますよ。止めたほうがいいですよ。それでなくとも、今の日本は病んでいるのですからね。

デンマンさん、そうやって問題をすり替えないでください。

すり替えてはいませんよ。知能指数140のあなたほどの知的な人が、僕の言っていることが理解できないということはないでしょう?

あたしは、女として辱めを受けているように感じたのです。デンマンさんはジューンさんとは馴れなれしくする。でもあたしにはお休みのキスさえしない。なぜなら、あたしが不倫の常習犯だと思い込んでいるからです。でも、あたしにだって常識をわきまえているもう一人のあたしが居るのです。

転ばぬ先の杖ですよ。人は、一度大やけどをすると、2度と危ない火のそばには近づかないものです。

デンマンさんは、大やけどをしたことがあるのですか?

そうなんですよ、ちょうどあなたのような女性と大やけどをしたことがあるんですよ。だから、危ない火には近づけないんですよ。不倫はね、いつかは年貢の納め時が来るものですよ。あなたは、今以上に落ち込むことになるだろうし、僕だって、もう複雑な関係は懲り懲りですからね。

分かりました。あたしに早いところ日本に戻って欲しいということですわね。

『不倫した私を差別しているのですか?』より


つまり、僕があの頃と比べて、どう変わっているかをチェックするためにレンゲさんは僕の懐に飛び込んできたというわけですか?

そうですねん。

でも、レンゲさんもかなり大胆ですよね?エアポートの送迎ロビーでしたよ。

だって、あたしの他にもそのようにしている女性が居ましたわ。

確かに、そうだけれど。。。僕とレンゲさんは日本人だと言う先入観がどこかにありますからね。例えバンクーバーの国際エアポートの送迎ロビーでも、僕にはなんだか成田空港の延長のような気がしていますからね。

あの場合、ジューンさんならキスをしてお別れするのでしょう?

まあ。。。そういうことになりますよ。

だから、あたしもデンマンさんとお別れのキスをしたんですねん。



まぶたをとじて
じっくりと味わう

わたしの愛を
あなたのくちびるに差しだす
あなたは舌でからめとる

わたしの愛が
甘く透きとおって
あなたの舌のうえで
ゆっくりととけてゆく

あなたの愛は
キラキラ光って
あなたのくちびると
同じ味がする


レンゲさん。。。、あれはフレンチキスだったですよねぇ。

そうでしたかぁ?

そうやって、とぼけながらもレンゲさんは自分で小説的人生を演出している。

あたしがシナリオを書いて、一人芝居を演じているとおっしゃるのですか?

もし、あの情景をビデオにとって、今眺めたとしたら、レンゲさんだって白けますよ。これを読んでいる人が、あのビデをを見れば、馬鹿馬鹿しくなって笑い出すと思いますよ。

つまり、デンマンさんは、あたしとイヤイヤお別れのキスをしたとおっしゃるのですか?

そうではありませんよ。僕だって、レンゲさんとしばらく会えないと思ったから、それなりにあの瞬間を心で噛み締めましたよ。レンゲさんが気に入っていると言うGUCCIの香水ENVYがかすかに僕の鼻孔をくすぶる。甘すぎない香りが好きだとレンゲさんは言っていた。“春らしい さわやかでほのかに甘い香りでお気に入りですねん♪”。。。なるほどなあぁ~と思いながらレンゲさんの柔らかい体を抱きしめていた。。。それは、今から思い出せば、それなりにしみじみとした思い出ですよ。

でしょう?だから、デンマンさんが馬鹿馬鹿しいなんて自嘲する事なんてありしませんわ。

でもね、レンゲさんは、そうやって必要以上に美化してしまう。上の詩だって、詩として読めばすばらしいですよ。ところが、レンゲさんは詩の世界だけで美化して完結したものとして楽しめばいいのに、それを現実化しようとする。要するに、レンゲさんは時々、夢と現(うつつ)を混同してしまう。そう言うわけで、レンゲさんの恋愛は破綻してしまう。

あたしとデンマンさんの恋愛は破綻すると言うことですか?

僕とレンゲさんの恋愛は破綻しません。レンゲさんは“恋愛”だと思いたいのかもしれないけれど、僕にとってレンゲさんとの関係は“恋愛”ではありませんからね。

。。。で、何だとおっしゃるのですか?

だから、何度も言っているでしょう。レンゲさんは僕にとって“心の恋人”だと。。。

“心の恋人”だか何だか知りませんけれど、“恋人”だという以上、あたしに対しても少しは恋愛感情があるのでしょう?

もちろんですよ。でも、それはレンゲさんが上の詩の中で感じているような“恋愛感情”ではありませんよ。

。。。で、それは一体どのような恋愛感情ですの?

このこともすでにレンゲさんに話したことですよ。


僕がエドモントンに居た頃に付き合っていたシングルマザーのことを書きますけれどね、この女性はエミリーさん(仮名)といって3人の子持ちでした。長男が5つぐらいでしたよ。

そのエミリーさんは30歳ぐらいの女性ですか?

そうです。

きれいな方だと言いたいのでしょう?

いや、ブスだとか美人だとかは、この場合関係ないんですよ。

でも、デンマンさんが付き合っていた方ですから気になりますわァ。

こんな感じの人でしたよ。

きれいな方ですわ。デンマンさんがお付き合いする人って、どうしてこのようにォきれいな方ばかりなんですの?

これは実物の写真ではありませんよ。プライバシーを守らなければなりませんからねぇ。

それで、そのエミリーさんはどんな躾をしていたのですか?

それが驚いたのなんのって。。。

だから、どのような。。。

そう、せかせないでくださいよ。その5歳のマイケル君が食事のあとに皿洗いをするんですよ。5歳ですよ。日本では考えられない事でしょう?僕は危ないのじゃないか?と思いましたよ。ナイフなんかがシンクの中に混ざっていますからね。

しかし、5歳の坊やでは流し台にとどかないでしょう?

そうなんですよ。欧米の台所の流しはかなり高いですからね。そのままではとてもマイケル君には皿洗いができないんですよ。

それでどのようにして?

ビール瓶が1ダース入ったプラスチック製のケースがスーパーマーケットなんかにあるでしょう?あれが台所の隅に置いてあってね、それをマイケル君が流しの所に引きずって行き、ケースをひっくり返してその上に乗るんですよ。

そんなことまでして5歳のマイケル君に皿洗いをさせるのですか?ちょっと可哀想ですわ。

そうなんですよ。見かねて“危ないから僕がやりましょう”と申し出たのだけれどね、“それは躾のひとつだからマイケルにやらせているの”と言って僕の申し出を断固として拒絶しましたよ。

エミリーさんの家が特別なのではありませんか?

いや、そういうわけじゃないんですよ。欧米で僕は他の家でも同様な躾を何度か見ています。僕自身の小さい頃や、その当時友達の家に遊びに行った時などに目にした家庭の様子などを振り返ってみて、日本人の家庭では子供が甘やかされていると、僕はしみじみと感じましたよ。

しかし、躾と家庭崩壊とどのような関係があると言うのですか?

つまり、躾を通して社会的な規則や家族の絆を学んでゆくという姿勢ができてゆくと思いますね。マイケル君のような5歳の男の子に日本で皿洗いをさせたら、児童虐待と言われかねないかもしれません。でもね、もし家族7人を殺害した日本人のカップルが幼い頃しっかりした家庭教育を受けていたら、社会的常識や規則、家族の絆を身に着けていたでしょう。だから、あのような無残な殺人をやってのけるような事にはならなかったと僕には思えるんですよ。

そうでしょうか?

じゃあ、もう一つエピソードを。。。僕はエミリーさんと子供たちと一緒に近くのショッピングセンターへ買い物に付きあった事があるんですよ。その時マイケル君がおもちゃの棚のところでプラモデルの飛行機が欲しいと言って駄々をこねたんです。エミリーさんは“前にも同じようなプラモデルを買ったじゃないの?あのプラモデルを途中で投げ出してしまったでしょう?だからこれは駄目よ!まだ、あのプラモデルがあるのだから、これは元の所に返してきなさい” このように言ってエミリーさんは断固として譲らなかったんですよ。

それで。。。?

マイケル君は泣きだしてしまいましたよ。“泣く子と地頭には勝てぬ”という諺が日本にはありますが、エミリーさんは断固としてマイケル君の言う事を無視し続けました。日本人の母親なら、子供が泣いてまで欲しがるのだから、おもちゃを買い与えてしまうかも知れませんよね。しかもショッピングセンターで子供が泣き出して駄々をこねる様子は日本人なら“みっともない”と考えて、そう高くはないおもちゃを買い与えてしまうかも知れません。

それで、どうしたのですか?

エミリーさんは全く取り合わなかったですよ。僕は、マイケル君にかなり同情していました。皿洗いまでしていましたからね。ご褒美に、もう一つぐらいプラモデルを買い与えてもいいのじゃないか?僕は、そう思いましたよ。

デンマンさんはどうなさったのですか?

僕が買ってあげると言い出したところで、エミリーさんが拒絶するのが分かっていましたからね。僕は何も言いませんでしたよ。あとでマイケル君にエミリーさんには内緒で買ってあげるつもりでした。そのことよりも、このあとマイケル君がどのような態度を取るのか?そのことの方に興味がありましたね。

マイケル君はどうしたのですか?

マイケル君もお母さんの性格が全く分からないわけじゃない。ひとしきり泣いていたけれど、お母さんが買ってくれないと分かると、泣き止みましたよ。そうなると、お母さんの機嫌を損ねた事が気になるのですね。マイケル君が駄々をこねたのでエミリーさんは無視し続けましたからね。マイケル君はエミリーさんと少し離れながら、買い物のあとに付いて行きましたよ。エミリーさんも気にならないわけじゃない。時々マイケル君の様子を見ていました。レジに着く頃にはマイケル君は駄々をこねた事を少し反省したらしくて、エミリーさんの手をそっと取って、じっと見上げるんですよ。

エミリーさんは何と言ったのですか?

何も言いませんでした。でも、マイケル君が握った手を離さずに、見上げるマイケル君にちょっぴり笑みを浮かべました。“Mommy, I'm sorry.” マイケル君は小さな声でそう言いました。エミリーさんはそんなマイケル君を見て前よりもやさしい笑みを浮かべたものですよ。僕がハッと思ったのはその次にマイケル君が言った言葉です。“Mommy, I love you.” 日本では、絶対にこのような会話は聞く事ができないですよね。



いいお話ですわァ。“小説的人生”を送っているあたしにはうらやましい限りです。

僕はその時“家庭の絆”を目にしたような気がしましたよ。躾は厳しいだけじゃない。“母親のぬくもり”も充分にマイケル君に伝わっていたんですよね。この厳しさと母親のぬくもりが現在の日本には欠けているのではないか?日本人はもう一度“家庭の絆”という事を考えてみる必要があるのじゃないか?そうすれば、レンゲさん、あなたが育ったような崩壊した家庭も無くなるような気がするのですよ。ちょっと、言い過ぎましたか?

いいえ、あたしの耳には痛みが残りましたが、デンマンさんの言われた事は理解できますわ。

そうですか。そう言ってもらえると、ちょっと長めに書いた甲斐がありますよ。レンゲさんが、いづれお母さんと仲直りできる事を祈っています。

『不倫と家族の絆』より


僕がレンゲさんに感じている愛と言うのは、ちょうどマイケル君がお母さんに感じるような愛、エミリーさんがマイケル君に感じているような愛ですよ。

親子の愛ということですか?

違いますよ。男と女の愛をもっと大きく広くして、その中にマイケル君がお母さんに感じるような愛、エミリーさんがマイケル君に感じているような愛を含めたものですよ。

あたしは、男と女の愛だけにこだわっているとおっしゃるのですか?

端的に言ってしまえば、そういうことですよ。清水君のことだって、レンゲさんは相変わらず彼に“下つき”だと言われたことにこだわっている。だからこそ、清水君が久美子さんに目が移ったことも、その事が原因しているのじゃないかと勝手に思い込んでレンゲさんは別れてしまった。

だって、洋ちゃんから“下つき”だなんて言われたことは、あたしにとってショックでした。

それもレンゲさんの思い込みですよ。勝手に思い込んで勝手に自分でショックだと受け止めているに過ぎないんですよ。

でも、久美子さんは“上つき”なんですわ。だから洋ちゃんは久美子さんと今でも一緒に暮らしているのですわ。あたしよりも具合のいい女性を見つけたんですわ。

レンゲさんが、そう思い込んでいるだけですよ。それに、レンゲさんが勝手にアパートを引き払って出て行ってしまったからですよ。

でも、あたしに当てつけるかのように久美子さんを引き入れて暮らし始めることはないでしょう?あたしに対する嫌がらせですわ。

レンゲさんは清水君と、もう2度と会いたくないんですか?完全に別れたつもりでいるのですか?もう、愛していないと言うことなんですか?

それは。。。

まだ愛しているんでしょう?本当は別れたくないんでしょう?

でも、洋ちゃんは下つきの女が嫌いなんです。

レンゲさん、冷静になってよく考えてくださいよ。清水君はレンゲさんが初めての女なんですよ。その事は清水君自身がレンゲさんに言ったことですよね。。。でしょう?

そうですわ。

だったら、清水君の言ったことをそれど気にすることはないでしょう?

でも、あたし、前にも、他の人にそう言われた事があるんです。

だから、僕が何度いも言ったでしょう。レンゲさんは決して下つきではないと。。。

でも、それはデンマンさんが、あたしに気にしないようにと。。。そう言って下さっているだけですわ。

ほら、ホラぁ~。。。そうやってまたレンゲさんは悪い方向に思い込もうとする。すぐに悪い方向に思い込んでしまうから、レンゲさんの恋愛は破綻しやすいんですよ。何度も何度も恋愛をしているのに、ベターハーフが今だに居ないのも一番の原因はそのことなんですよ。だから、もっと自分に自信を持って、そういう下らない事は気にしないことですよ。例え、レンゲさんのモノが下つきでも、そのことと清水君とイケないこととは全く関係のないことなんだから。。。

でも。。。

だから、レンゲさんがエッチにこだわりすぎるんですよ。男と女の愛にこだわらずに、もっと大らかな気持ちで愛することができないのか。。。と僕が言うのは、そういうことですよ。

でも、洋ちゃんもあたしと同様、ベッドで愛し合うことにこだわるんです。デンマンさんが言うような心の触れ合いなんて小説の中だけの事だと思っていますわ。だから、あたしが書いた詩には見向きもしませんし、あたしが気に入った香水のことなど全く話題にすることなどありしませんわ。

僕だって、別にレンゲさんが気に入った香水のことなど、どうでもいいですよ。

でも、デンマンさんは、ちゃんと覚えているでしょう?

それは、この記事を書く都合があるので、さっき調べたんですよ。

調べたって。。。どこで。。。?

レンゲさんのプロフィールですよ。

あたし、そんなの書いていましたあ~?

やだなあああ。。。また、忘れてしまったんですかぁ。。。上のリンクをクリックして覗いてみてくださいよ。思い出しますよ。

覚えていますわ。ちょっと言ったまでです。。。

清水君とエッチばかりしていないで、少しは心が触れ合うような趣味を二人で見つけたらどうですか?

エッチばかりしていたわけではありませんわ。

。。。で、他にどういうことをしていたのですか?

だから、一緒にテレビを見るとか、。。映画を見るとか、。。。コンビニに行くとか。。。ドライブに出かけるとか。。。

そうですよ。。。そうやって二人で愛を育ててゆけばいいんですよ。でも、レンゲさんは頭のいい女の子なのに、何か気になることを言われると、その事にこだわってしまって理性が消えて飛んでしまうんですよね。今度の清水君の浮気も、そのことが元だと僕は思っていますよ。

あたしはどうすれば良いのでしょうか?

だから、女の意地を捨てて、清水君と対話を持つことですね。じっくりと話し合うことですよ。

でも、タイミングを逃してしまったようで、今さら話し合う気が。。。

それもレンゲさんの思い込みですよ。レンゲさんは、そのうち、また寂しさが募ってきて、また死にたくなるんですよ。レンゲさんの落ち込む様子が見えてくるようですよ。

。。。デンマンさんは、何もかも知っているんですわ。あたしの事も誰よりも良く知っていますわ。だから、あたし、バンクーバーにもっと長く居たかったんですわ。

それが、レンゲさんの甘えですよ。それでは失敗から学んでないことになりますよ。レンゲさんの気持ちは分かるけれど、レンゲさんの期待しているような愛で僕とレンゲさんが愛し合うことは不倫ですよ。それではレンゲさんは失敗を繰り返すことになるだけですよ。レンゲさんにも分かっていますよね?

【ここだけの話しですけれどねぇ~、2ちゃんねるのミーハーでもあるまいし、レンゲさんは下らない事を気にしすぎるんですよ。つまり、背が高い事を気にしたって、背が低い事を気にしたって、どうなるわけでもないんですよね。。。背が高いから馬鹿だとか、背が低いから馬鹿だとか。。。そういうことを気にしているのと全く変わりがないんですよ。。。根拠のないことを気にしても意味のない事ですよね。レンゲさんほど頭のいい女の子が、これなんですからね。体の悩みと言うのは精神的に根の深いものなんですよね。とにかく、女心は本当に理解するのが難しいですよ。。。いづれにしても、レンゲさんの話はますます面白くなりますからね。これまでの話を読みたい人はリンクを貼っておきましたから、ぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』



レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』

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