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“士農工商”という身分制度はなかったのか?

 

“士農工商”という身分制度はなかったのか?



11月28日にSO-NETのブログで書いた記事(『“縦社会” と “横社会”』)に次のようなコメントをもらいました。


本筋からはずれますが

>あの“士農工商”という身分制度です。

江戸時代にこういう身分制度はありません。
武士と百姓・町人の関係を中心とした
職業と身分が結びついた制度ということです。
「士農工商」というのは明治になってはじめて使われた言葉です。
現在はこういう序列で江戸時代の身分制度を考えるのは
あやまりだとされています。

by NTHAWKS (2005-11-28 20:32)


NTHAWKSさんは、これまでにも僕の記事に対して貴重なコメントを寄せてくれました。
その1つが僕が10月9日に書いた『戦争やり始めるのは、ごく一部の愚かな政治屋です!』に書いてくれた次のコメントです。


専守防衛の我が国では、「敵国」は存在しません。仮想敵国があるのみです。
現在の仮想敵国とされているのは、中国です。あくまで「仮想」です。

自分の政権維持に執着している人間が、世界を滅ぼすでしょうか。脅しに屈してはいけませんよ。
それに、アメリカに対話を求めてきたのは、外向的な成果をあげることで国内の不満を抑えるためです。
したたかですよ、北朝鮮は。

ペンで何かしたいと考えていらっしゃるからこそ、こういうブログなど通じて意見を発信されているのではないですか、Denmanさんは。
「戦争は嫌だ」と叫ぶことは大事だと思いますよ。
自分の意思をはっきり示し、同じ意見の者と連携し、更に大きな声にしていく。
遠回りかもしれませんが、「戦争はなくならない」と嘆くだけよりもマシではないですか。

by NTHAWKS (2005-10-09 18:42)


僕が10月10日に書いた『戦争はなくす事ができるものです』という記事の中で
MattさんとNTHAWKSのコメントを使わせてもらいました。

NTHAWKSさんのコメントが僕のMattさんに対する反論の“援護射撃”のような役目をになってくれたのです。
そういう意味で僕はNTHAWKSさんのコメントをありがたく思ったのでした。

Mattさんからは最近コメントが全くありませんが、NTHAWKSさんからは久々のコメントでした。
ありがとう。

ところで、NTHAWKSさんの冒頭のコメントですが、


>あの“士農工商”という身分制度です。

江戸時代にこういう身分制度はありません。


このように何の根拠も明示しないで“不注意に”断定していますが、本当にそうだったのだろうか?

“「士農工商」というのは明治になってはじめて使われた言葉です。”

NTHAWKSさんは、上のように書いていますが、明治になって誰がいつ使い始めたのか
批判をする時には、このようなことを明確に書かなければならないんですよね。

NTHAWKSさんは、あまり批判した事も無いようだし、批判を受けた事も無いようですね。
全く“批判”の文章になっていませんよ。
つまり、批判というには根拠が貧弱すぎます。
根拠が全く無いに等しい。

僕に言わせてもらえば、しっかりと調べもしないで聞きかじりの知識を並べて書いた、出来の悪い中学生レベルの文章です。
また、憎まれ口を聞いてしまいました。ねっ?
へへへへ。。。。。


では、どうしてNTHAWKSさんは批判する事を知らないのか?
ちょっとばかり説明してみようと思います。

まず、僕はGOOGLEで調べてみました。

GOOGLEで“士農工商 江戸時代”を入れて検索した結果

23,600件引っかかりました。

GOOGLEで“士農工商はなかった”を入れて検索した結果

全く引っかかりません!

NTHAWKSさんが言うように“江戸時代に士農工商という身分制度がなかった”のなら、1件ぐらい引っかかってもよさそうなものです。

まず、この検索結果から見てもNTHAWKSさんは明らかに間違った事を言っている!

『国内の統一と江戸幕府の成立』というページには次のように書かれています。


2 江戸幕府の成立

秀吉の死後、徳川家康は関ヶ原の戦い(1600年)で石田三成を破り、江戸幕府を開きました(1603年)。
さらに、大阪の陣で豊臣氏を滅ぼし、江戸幕府は強固なものとなりました。

また、身分(士農工商・・・身分を武士・農民・町人に分ける)に応じて様々な規則を制定しています。


つまり、身分(士農工商・・・身分を武士・農民・町人に分ける)に応じて様々な規則を制定しています。

このような記述を1時間以内に100件以上見つけることが出来ました。

ないどころじゃない!
士農工商が厳然としてあったという事を書いているページを1時間以内に100ページ以上見つけることが出来ましたよ!

しかし、これだけでは片手落ちになるので、NTHAWKSさんが正しいとして、検索してみました。
その中から次のページを見つけました。

『江戸時代後半の文化』のページでは“石門心学”の観点から「士農工商」について次のように述べています。


社会教学運動の石門心学も、文化の東漸・低層化と、教諭が社会にとって不可欠になったことを示した。石門心学は、石田梅岩により始められ、石門とも言った。

農家の出で商家奉公の中で儒教を学んだ梅岩は,京都で町人を集めた講釈で道義を訴え、門弟の養成に努めた。梅岩は、商人の社会的職分を強調し,商業道徳の確立を説き、『都鄙問答』で、「富ヲナスハ商人ノ道ナリ。富ノ主ハ天下ノ人々ナリ」と説いた。

梅岩を継いだ京都の商人手島堵庵は、その思想を平易にし,心学の同志が集まって切磋琢磨する組織を会輔と名づけ,講舎の制をたてた。京都では堵庵の自宅を五楽舎とし,明倫舎・脩正舎・時習舎の三舎ができた。三舎が本山となり、各種の認可証が発行された。

ところが堵庵の門弟中沢道二は、師匠の指示で一七七九年(安永八)に江戸へ下って参前舎を開いた。学問が下から上流武家へ浸透し、播州山崎藩主をはじめ十藩の藩主が道二の門に入った。

道二は,比喩や諧謔で笑わせて考えさせ聴衆を魅了する道話形式を確立した。

脇坂義堂は舌禍によって京の堵庵から破門されたが、江戸へ下って道二の知遇を得、人足寄場教諭方に推薦された。その講話は「心学教諭録」と題して出版され、その外にも平易な教訓書をたくさん著した。

盲目の柴田鳩翁は、京都を中心に十数か国を巡講したが、おもしろい道話で世人を魅了し、それを記録した「鳩翁道話」は一世を風靡した。

こうして、心学は道話と切り離さないものになり、心学道話という言葉が定着した。

藩政改革では、心学講話を実施する所があり、良き服従者になることを教えることにもつながったが、士農工商が上下の尊卑よりも生業の区分であることを強調して、仕事の誇りを教える心学は、身分の尊卑観念をなし崩しにする効果があった。
また成人の女性や少女も受講者として扱い、講話に列席させた。


NTHAWKSさんは、恐らくこの“石門心学”の流れに沿って江戸時代の一部の庶民の間に広まった“士農工商が上下の尊卑よりも生業の区分であることを強調して、仕事の誇りを教える”心学の事を聞きかじったようですね。
しかし、この心学を実践する者は現在の日本に居るキリスト数信者より多くは無かったでしょう。
でも、これでは、はっきりとした数字が現れません。

何か良い方法は無いものか?

ありました!
良い方法がありますよ!

GOOGLEで“士農工商 江戸時代 心学”を入れて検索した結果

236件引っかかりました。

つまり、石田心学の“士農工商が上下の尊卑よりも生業の区分であることを強調して、仕事の誇りを教える”ということが仮に庶民の間に広まっていたとしても、その扱われ方は上の検索結果に見るようにごく限られているんですよね。

演繹(えんえき)してみれば、要するに 236 / 23600 = 0.01 (1%) です。
ただ単に推測するよりも、この方が説得力がありますよね。

僕が検索していて驚いたのは“士農工商”という語句が一部の日本人の間で“差別語”として扱われているということなんですよね。
こんな馬鹿馬鹿しい事はありませんよ。僕は初めて知りました!
しかし、“裏日本” “表日本” を差別語に指定して検閲している“タンタン広場”のようなネット・コミュニティがあるくらいだから、“士農工商”が差別語に指定されても、それ程驚きません。
でも、僕には馬鹿馬鹿しいと思えますよ!

インドに“カースト制度”という身分制度がありますが、“カースト”が欧米で“差別語扱い”になっているなんて聞いたことが無いですよ!

もしかすると、NTHAWKSさんの持ち出す根拠とは、この差別語としての“士農工商”かも知れませんね。

いづれにしても、NTHAWKSさんの根拠をじっくりと聞いてみたいものです。

もし、あなたが知っているなら、ぜひその根拠とやらを聞かせてください。
僕が調べた限りでは、“士農工商”が厳然として江戸時代に存在していた、という事を書いたページがほとんどでした。


いづれにしても、武士には“切り捨て御免”という特権があったんですね。
つまり、町人や百姓が武士に対して無礼な事でもすれば、武士は剣を抜いて町人や百姓を切り殺しても、何の咎(とが)めも無かった。
このことだけを取り上げてみても、“お上”は人間に上下をつけた。

もちろん、民主主義の現在にあっては、こんな非常識な話はどこの国に行っても通用しないでしょう。

でも、日本のような“縦社会”では、今だに“切り捨て御免”が通用しています。
ナイトメア・ネッツ(仮名)というブログサービスを運営している会社があります。中国地方の小さな会社ですよ。
この社長がナイトメア・ブログの管理人をしています。

もちろん、“縦社会思考” にどっぷりとつかっているこの“田舎侍”は“武士気取り” で “問答無用!”と言って、僕のブログを丸ごと“切り捨て”てしまいました。

問答無用!のあとの削除です!

この管理人が僕に対して次のような警告文をメールで送ってきました。



Subj: ナイトメア・ブログのご利用につきまして
Date: 06/11/2005 10:31:24 PM Pacific Standard Time
   07/11/2005 3:31:24 PM 日本時間
From: info@nightmareblog.jp (架空)
To: barclay1720@aol.com


ビーバーランド ネット様

この度は、当社のナイトメア・ブログにご登録いただき、誠に有難うごさいました。

弊社にてお客様サイトを確認させて頂きました。
お客様の投稿で利用規約に違反する内容がありますので修正してください。
修正が完了するまで、ポータルへ公開することが出来ません。

修正が完了致しましたら、連絡いただけますでしょうか。
連絡がいただけない場合、2週間後にサイトを削除させて頂きます。

詳細は以下を参照して下さい。

利用規約禁止事項 2.
(3)ポルノ、売春などわいせつ、わい雑な内容、倫理的に問題のあるコンテンツの表示
(5)その他、公序良俗に反する行為、あるいは社会的に不適切な行動と解される行為に違反していると判断しました。

・2005年10月28日 ビジネスに関係なく女性の下着画像を載せられている
・2005年11月03日 特定の人物(この場合実在するかどうかは問題ではありません)に対して馬鹿であると数回にわたり記述されている。
・2005年11月04日 コメントに対して>お前のようないい加減で無責任な低脳児童が日本にはたくさん居るんだよ、と返している。
・2005年11月06日 2005年11月04日の引用文掲載
・2005年11月06日 特定の人物(この場合実在するかどうかは問題ではない)に対して人間のクズという表現を使っている


この警告文に対して僕は公開抗議文を書きました。
しかし、期限の11月21日までに全く返事をよこしませんでした。
つまり、僕の公開抗議文を無視したのです。

この会社は、吹けば飛ぶような小さなヴェンチャー企業です。
しかも、この田舎者の社長は“縦社会”しか知らない人物です。

そのくせ、言う事だけは“国際派”を気取っています。
もちろん、海外生活経験はゼロです。
僕はほぼ確信を持って言う事ができます!

誤解しないでくださいね。
海外生活経験が無いから人間的に劣っていると言うつもりはありません。
僕が言おうとしている事は、圧倒的に“横社会”型になりつつある世界をもっと目を開いてみたらどうなの?
。。。と言う事です。

この田舎者の社長の言う事がふるっていますよ。


GE(ゼネラルエレクトリック社)のジャック・ウィルチCEOが言っています。
「世界でシェア1位、悪くても2位を取れないビジネスからは撤退するべきだ」

... (中略)

ターゲット市場を出来るだけ絞り込んで、その市場でNo1を目指すこと。
これが重要なのです。
しかし、当社はまだ実践できていない


あたりまえですよ。
そのような“縦社会思考”にハマッている“田舎社長”が業界一位に成れるはずが無い。

「世界でシェア1位、悪くても2位を取れないビジネスからは撤退するべきだ」

このまま、“縦社会”思考にはまっていたら、遅かれ早かれ撤退する事になるでしょうね。
ユーザーに対する“横社会”型の対応が全く出来ていません。

つまり、“士農工商”的な“縦社会”の思考が平成時代の現代にあっても厳然としてあるということが“士農工商”という身分制度があった何よりの証拠なんですよ。
その証拠が上で述べた“国際化”から取り残された“井の中の蛙の田舎社長”です。
このような思考は横社会にはありません。
その証拠が見たければ僕の次の記事を読んでください。
『“縦社会” と “横社会”』

この記事の中で僕のエピソードを紹介していますが、
平等対等の社会というのが、どのようなものなのかあなたにもよく分かると思いますよ。

僕に反論のある人は是非次のスレッドをじっくりと読んでから書いてくれるとうれしいです。

『ナイトメア・ブログとその責任者に対する公開抗議文!』

では、よろしく。
あなたのご意見・ご批判をお待ちしています。


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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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